「ゲッティング・ベター」(渋川義典)
相変わらずコロナの終息は今のところ見えてこない…。オリンピックもどうなるのだろう??ここは前向きに考えるべきか??こんな今「アウトドア」が人気だが、マイブームのソロキャンプは続いている。 先日、某朝の連ドラでもおなじみの登米森林公園キャンプ場に行ってみた。こんな近くに携帯もつながらない森林、そして途中には渓流的な流れも。癒やされ日常のストレスが浄化していく。大型連休中のコテージは全て満員だが、フリーキャンプ場は1組しかおらず、静かな状態だった。風が少々強く、今回の目標タープ「ムササビ張り」に苦戦していると、30代ぐらいの人の良さそうな若者が私と同じ軍幕テントを持って入場して来た! 彼は会社の同僚の「岩渕君」に似ているので勝手に岩渕君と名付ける。しかし他も空いているのになぜか隣にやって来た。あまり気分は良くない。前日の雨で地面も悪く、微妙な風が私の邪魔をする。いろいろ工夫するが、しっくりこない。岩渕君も風向きを考えながらベストなポジションを模索し、三角型を設営していた。こちらの素人感が悟られないだろうか??いけない思いが頭をよぎる。 どうにか風も収まり、お互いタープ張りが出来た!?できるだけ一人の世界を楽しめるよう向こうを見ないようにテントを設置した。夕方になりキャンプ飯!?何を食べても最高だ!?その後のお楽しみたき火タイム!?まさに自分好みに火を育てる感がたまらない! コテージの若者はテンションが上がり、夜の森に声が特に響いていたが、自分も若い頃はそうだったと思っているうち、いつの間にか静かになっていた。夜明けから早速ウグイスをはじめ野鳥の鳴き声で目を覚ます。たまに練習中のウグイス鳴きにタイミングを外され、ズッコケるのも味わいだ。岩渕君はまだ寝ている。昨日昼間のストレスがすっかりない。撤収も終わり妙な仲間感??思わず帰りのあいさつをした。岩渕君は笑顔で同じテントでしたね。すがすがしく帰途についた。