「攻略は未来の自分」  (阿部栞)
突然だが、なぜかやたらと目に留まるモノはないだろうか?
もしかしてそれは、とあるメッセージかもしれない…。
例えば、主人公が旅に出る物語があるとしよう。その旅路ではさまざまな人と出会い、その出会いをきっかけに何かしらのトラブルに巻き込まれるが、無事解決し再び旅路に着く。というありきたりな内容。だがそのありきたりが、実際身の回りで起きる。
面倒事に巻き込まれた主人公だが、同時に得たモノもある。経験や知識、仲間、そして気づき=B解決するために皆と協力し、経験や知識を生かしながら試行錯誤して突破へとたどり着く。その中ではあらゆる気づき≠ェあり、最終的にこの主人公にとっての「成長」へとつながった。
転機が訪れる時、何らかの気づき≠ニ出合う。そしてその気づき≠ヘ、アクション(違和感)として登場する。
これに当てはめると、「出会い」「トラブルと遭遇」というアクションが発生。そして、共に協力していく中でのさまざまな「気づき」。旅物語の王道といえばその旅路での出来事が後の成長へとつながるもの。つまりこの主人公に必要だったモノ、それは「成長」。自らの力で気づき≠攻略したことで「成長」への道が開いた。
そのアクションがメッセージの場合、それに気付かせるため、姿形を変え立て続けに訪れたりする。もし「そういうことだったのか…!」と自らの力でその意味を読み解けたならば一歩前進の合図。
しかしながら、実際それに気付ける者は少なく、見過ごしてしまうのがほとんどだ。気付かれず見逃されたアクションは、やがて静かに自身の元を去ってしまう。
転機へと導くアクション。時にそれは厳しい試練として現れる。そんな時は「ツイてないな…」ではなく、「もしかしたら…!」と、チャンスに捉えてみてほしい。
あなたの物語はあなたが主人公。脇役じゃない。
違和感が運んでくるきっかけは、物語を新たな展開へと導くための、今あなたに必要なメッセージ、かもしれない。(パーソナリティー・阿部栞