「ラジオ石巻26周年」(青木絵美)
 おかげさまで、ラジオ石巻は先月28日、開局から26周年を迎えた。かわまちオープンパークで25周年のイベントを行ってからもう1年!時がたつのは早い。今年は25周年のような盛大なイベントはできないが、何かおもしろいことがしたいと私はひそかに考えていた。
 さかのぼること6年前、ちょうど20周年の企画で20時間の生放送を行ったときのこと。深夜1時を過ぎた頃「ラジオ石巻非公認応援ユニット764(ななむし)」が誕生したのを皆さんは覚えているだろうか。きっと忘れていることだろう。ななむしは去年、放送では流れなかったもののイベント会場でアカペラを披露し、それなりに会場を温めた(はず)。私が何かしたい、というときに力を貸してくれる心強い存在である。
 そんなわけで、私は26周年を勝手に記念して動画を作った。内容はななむしによる朗読劇。シンガー・ソングライター幹mikiさんと謎のギタリスト・ポール吉田さんにもご協力いただき、歌で花を添えてもらった。初めて脚本にも挑戦。撮影の10日前にようやく台本が出来上がり、全員で1回読み合わせをした後、予定の合う人だけでもう1回ずつ練習し、撮影当日に1回リハーサルを行って本番となった。限られた練習時間、リハーサルからわずか20分の休憩で迎えた本番、撮影から公開まで1週間での編集作業と、関係者の尽力には心から感謝している。
 作品のタイトルは「月明かりの下で君と」。インターネットで「ラジオ石巻26周年」と検索するとずうずうしくもすぐに見つかるので、ぜひ出合っていただきたい。脚本を書いているうちに、当初の予定に反して1時間40分という長い時間の作品になってしまったので、ゆっくりご覧いただく・・・というより、ながら聞きしていただくくらいがちょうどいいかもしれない。
 最後に、ラジオ石巻の26周年を支えていただいたリスナーの皆さん、スポンサーの皆さん、本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(アナウンサー・青木絵美)