第58回 番組審議委員会報告書
@ 開催年月日 平成22年2月17日(水)
A 開催場所 石巻コミュニティ放送株式会社会議室
B 委員の出席 委員総数8名のうち5名
  出席委員の氏名 大津幸一 久我恵美子 和泉博章(代理:佐藤義則)
菊池紀子 相澤健一
  欠席委員の氏名 高橋武徳 高山孝志 阿部由貴子
  放送事業者側出席者氏名 代表取締役社長 相沢雄一郎
専務取締役放送局長 鈴木孝也
企画制作部・アナウンサー 後藤優子
C 議題 1.年末年始・その他特別番組放送について報告
2.新番組について報告
3.番組の試聴と審議
4.その他
D 議事概要 前回の審議会以降、年末年始の特別番組も含め、これまでの放送業務について報告するとともに、新番組について報告。さらに番組を試聴してもらい率直な意見を伺った。

E 議事内容 議題@ 年末年始・その他特別番組放送について報告
2009年12月28日(月)〜2010年1月3日(日)まで年末年始特別体制で放送した旨を報告。そのうち新たに制作した特別番組について説明した。また、その他特別番組として12月15日(火)〜21日(月)まで石巻市議会12月定例会一般質問を録音放送した旨を報告した。

新番組・終了番組等について報告

1月以降新たにスタートした番組を報告。
「ACTIONはじめました」
第1・3月曜日 15:30〜16:00
「ACT石巻若者ネットワーク」の活動報告や街づくりについてゲストを呼んでのトーク番組。

「スノーパラダイス ウェルカム オニコウベ」
毎週木曜日 17:00〜17:10
鬼首スキー場と電話をつないでゲレンデ情報やイベント情報を生放送でインタビューする番組。冬限定

「お話大好き」
毎週金曜日 11:40〜11:50
子育て中のママさんが絵本の読み聞かせをする番組。

「北美・元気のなにほいづ」
毎週金曜日13:00〜14:00
歌手・北美宏児さんとフリーパーソナリティ・鈴木元気さんが「懐かしい」をキーワードに石巻地方のイベントや歴史についてトークします。


議題B 番組の試聴と審議
「北美・元気のなにほいづ」
毎週金曜日13:00〜14:00
「石巻の女」の歌手・北美宏児さんとフリーパーソナリティ・鈴木元気さんがパーソ ナリティを務める番組。ゲストを迎えながらイベント情報や「懐かしい」をキーワードに石巻地方の歴史や文化に触れながら番組を展開していきます。
(第2回 1月15日放送分を試聴)

これまでの議事について各委員より意見を聞いた。
番組 議題@について
(大津委員長) 「自分の木」で開催のコンサートは今後も続けていくことはできるのか?
(鈴木専務) 今回は営業につなげることはできなかったが、新年度中には定期番組として紹介していきたい。オーナーも乗り気。また副産物もあった。オーナーは戦争に関する情報・資料を持っていることがわかった。次回の戦争関連特別番組企画にもつなげたい。
(相澤委員) 年明けの生放送もいいが、年末特別番組として師走の忙しさを中継できるといいのではないか。魚市場や青果市場の活気を伝えてほしい。
(相沢社長) それはいいことだ。年始番組「あけましていしのまき」も今後続けていく。
(大津委員長) 師走中継をぜひ企画してほしい。計画する段階でまた審議会でも取り上げていこう。
(久我委員) 年間の計画、行いたいことを審議会で提案してそのイベントの実行委員会を立ち上げ行動していったらどうか。社員が少ないので有志で実行委員会をつくり、実現できるよう汗を流してもらう。せっかくいいアイデアがあっても実現できないのではもったいない。
(相沢社長) サポーターズクラブがあるが、年々活気がなくなってきているように感じる。私が社長になったころは熱気があった。活動がマンネリ化してきている。
(大津委員長) サポーターはどれくらい、年代は?
(後藤) 実際活動しているのは20名程度。年代としては40代くらいで普段仕事をしている人がほとんど。
(久我委員) 年間の目玉イベントを決めてサポーターズメンバーを充て、プロジェクトを作って計画させてみてはどうか。
(大津委員長) 新メンバーがほしいのか。それともこのままでいいのか。
(相沢社長) 新メンバー加入をラジオで呼びかけることができるので増員していきたい。
番組 議題ABについて
(久我委員) 「北美・元気のなにほいづ」はトークのキレがよく聴きやすい。
(大津委員長) 午後1時からという時間帯はなぜか。他の番組もそうだが、ターゲットにあった時間帯の選定はどうしているのか。
(鈴木専務) 「北美・元気」についてはスポンサーの希望などを取り入れて午後1時からにした。
(佐藤委員) 時間配置をもう少し考えてほしい。個人的な意見だが、昼休みの時間、通勤帰宅時間はラジオを聴く。昼間の演歌、学校ものの番組、帰宅時間の子供へのインタビュー番組はあまり聴きたいと思わない。その時間帯をもう少し見直してほしい。また、朝の演歌番組も好きではない。
(大津委員長) 昼間はラジオを聴く環境にあるのか。
(佐藤委員) 広報ということで、昼間はラジオをつけるようにしている。
(後藤) 昼間の学校ものの番組は、昼休み時間帯に学校でラジオをつけてもらうため。帰宅時間の子供インタビュー番組は保護者に聴いてもらうため設定している。
(大津委員長) 夕方4時半〜5時頃、テレビでは各局ニュースを放送している。その時間帯はラジオよりテレビを見て情報を得る。いろいろなニーズがあって時間の設定は難しいと思う。ラジオ石巻ではどの時間がゴールデンタイムなのか。
(後藤) 聴取率的には朝7時〜8時半。リスナーの反応が多いのは夕方6時以降。
(相沢社長) 午前中のJ-WAVE時間帯も問題がある。人手が足りないので、そうした配信番組で穴埋めしている形だが、4月からは何とかしたい。コミュニティ放送の役割を果たしていない。
(大津委員長) 人手が間に合えばJ-WAVEはやめるということなのか。
(相沢社長) そうしたい。午前7時から午後8時まで自社番組で放送したい。
(大津委員長) 今後の課題としてよい方に取り組んでほしい。
(久我委員) 番組を持っているものとして、どんなことがしたいのか。
(後藤) 基本的に生放送はワンマンでやっている。リスナーからも2人でトークする番組をという声もあったが、たまには他のパーソナリティと一緒に番組をしてみたいと思う。ただ、人員的に難しい面もあるが・・・
(久我委員) 新春トークで3分間一人で話すということをしたが、相づちがほしいと思った。相手がいると話が立体的になってより広がっていく。
(菊池委員) 言葉のキャッチボールがいい。
(鈴木専務) 大勢の市民がここに来て話す番組を作りたい。一方的に話して満足する人もいるかもしれないが、話題が単調になる。
(大津委員長) 新庁舎でサテライトスタジオ設置は考えているのか。川開き祭りのサテライトだけではなく、市内で市民と直接キャッチボールができるところにサテライトスタジオを設置するといいと思う。
(相沢社長) 新庁舎のフリースペースにサテライトスタジオを設置したかったが叶わなかった。せっかくあるラジオだから中心市街地活性化計画の中で活用してもらう方法もあった。
(久我委員) 市側でラジオ石巻をもっと活用すればいいと思う。サテライトを新庁舎に置くためにどうすればいいのか考えるべきだ。
(相沢社長) 防災協定を結んでいるが今後はより具体的にしていきたい。
(相澤委員) 午前中のJ-WAVEについて。リスナーはどこを聴いているのか。音楽だけではない。パーソナリティのしゃべりを聴いている。音楽はいつでもどこでも聴くことができる時代。わざわざラジオを聴くのはなぜか。そこを考えてみるべき。インタビュアーは資質を上げていかなくてはならない。新庁舎にサテライトスタジオをという点だが、それを実現するためにはラジオ放送自体をもっと公共性を高めてなくてはならないがスポンサーがあるので難しい。「北美・元気」については、周りのスタッフの笑い声が入って臨場感がある。固定リスナーがついているのではないだろうか。
(久我委員) 聴く方も一方的なしゃべりや音楽だけでは満足しない。
(相澤委員) ラジオを聴く世代は40歳代以上。もっと若い人が聴く番組をと考えるとき、J-WAVEにつながる。若い世代が聴く番組をその世代、学生が作るといいのでは。
(大津委員長) 学生はラジオを聴いていない。サポーターズクラブに若い人を入れるとなると難しいだろう。
(久我委員) 相沢社長が石巻専修大学に行ってラジオについて講演をしたらどうだ。
(相沢社長) せっかく石巻に来て学んでいる学生にもっとラジオに接触してほしいと思う。
(佐藤委員) 学生は夜中にラジオを聴くのでは。夜中のJ-WAVE枠を自社のおもしろい番組に変えることはできないのか?
(大津委員長) いい案だ。
(久我委員) 市がラジオ石巻をもっともっと使ってくれるよう考えるべきだろう。
(相澤委員) 市民の声を使って働きかけたほうが行政は動きやすいのではないか。
(大津委員長) 防災関係については猶予がない。番審の皆で行政に働きかけていきましょう。
(相沢社長) とにかく災害にはラジオ。防災協定の具体策もだが、早く何とかしていきたい。
(大津委員長) どのようにして実現していけばよいか。市庁舎移転などもあり、時期的なものも踏まえ皆で考え働きかけていきましょう。
 
F その他
審議機関の答申または意見の概要を公表した場所、その内容、放送及び年月日。

平成22年2月22日(月)ラジオ石巻「らじいしパーク764」番組内で審議会開催の旨を放送。なお、3月上旬よりラジオ石巻ホームページにて公表する。