第64回 番組審議委員会報告書
① 開催年月日 平成23年1月18日(火)
② 開催場所 石巻コミュニティ放送株式会社会議室
③ 委員の出席 委員総数8名のうち5名
  出席委員の氏名 大津幸一 久我恵美子 高山孝志 高橋武徳 菊地紀子
  欠席委員の氏名 佐藤義則 阿部由貴子 相澤健一
  放送事業者側出席者氏名 代表取締役社長 相沢雄一郎
専務取締役放送局長 鈴木孝也
企画制作部主任 後藤優子
④ 議題
  1. 特別番組・年末年始の番組について報告
  2. 番組の試聴と審議
  3. その他
⑤ 議事概要 前回の審議会以降、特別番組と年末年始の体制について報告。さらに番組を試聴して もらい率直な意見を伺った。

⑥ 議事内容 議事①特別番組・年末年始の番組について報告
11月以降に放送した特別番組について報告。また、12月29日〜1月3日までの年末年始体制について報告した。そのうち1月1日〜3日までは石巻のお正月風景を中継を交えながら放送した「あけましていしのまき」を生放送したこと、「民謡列島めぐりin石巻」にゲストを迎えながらお正月スペシャル番組として2時間生放送をしたことを報告した。


議題②番組の試聴と審議

「谷川住職の石巻弁講座」第2・4月曜日14:40〜14:50放送石巻地方で使われている方言、石巻弁を紹介。そこに隠されている深い意味や歴史などをわかりやすく解説する。解説者は石巻市文化財保護委員で石巻市渡波の法音寺住職の谷川正明さん。試聴は1月10日放送分のテーマは「ホエホエ」。

これまでの議題について各委員より意見を聞いた。
議題①について
(大津委員長) 女川町民弁論大会は45回目ということでかなり歴史のあるものだが、どういうきっかけでラジオで取り上げているのか。
(相沢社長) 石巻鰐陵会が中心となって行なっているもので、縁があって私が審査委員長をしている。小学生から一般までが登壇するが、とてもいい話をしてくれる。その場に聴きにきた人以外にも、ラジオの電波を使ってより多くの人に聴いてほしいと思い始めた。
(久我委員) 鈴木専務の青少年健全育成の番組はどういった内容なのか。
(鈴木専務) きっかけは宮城県東部地方振興事務所からの講演依頼だった。2市1町の青少年健全育成に関わっている人が対象の講演が女川町であり、そこで講演したものをラジオでも伝えたらどうかということで新たに番組として作った。会場が女川町だったことから、女川町の青少年海外交流研修をテーマに、戦争の歴史に触れながらカナダとの交流について話した。
(大津委員長) きくべえラジオ劇とはどういう内容か。
(後藤) きくべえクリニックの看護師や事務員が現代人の悩みやストレスをラジオ劇にして紹介したもの。
(久我委員) ラジオ劇として病気について取り上げるのはいいこと。医師や病院が身近に感じられる。精神科だけではなく内科、眼科など他分野でもやっていけるのではないか。
(相沢社長) 病院関係は番組として取り上げていくのは少し難しいところがあるが、今後の課題として考えていきたい。
(久我委員) 医師や病院も地域に貢献するという面では協力してもらえるのではないか。
(大津委員長) 開業医が難しければ市立病院など大きなところでもいいのでは。ひとつの努力目標として考えていってほしい。
   
議題②について
(高橋委員) 「ホエホエ」は初めて聞いた。
(菊池委員) どんと祭へ行くときはみんなで「ホエホエ」と掛け声をかけながら松を納めに行っていた。懐かしい。
(高山委員) ユニークでおもしろい。説明もとてもわかりやすい。
(大津委員長) 私もカタカナ語の番組をやっているが、カタカナ語は20分番組。石巻弁は10分番組だが、長さとしては10分でいいのか。
(高山委員) コンパクトでいいと思う。
(久我委員) もっと聞きたいと思う余韻を残すくらいでいいのではないか。
(大津委員長) 例えば、20分番組として、前半10分は今のように基礎編。後半10分は地元の人をゲストに呼んで、実際にその方言を使っての会話を聴いてもらう応用編として番組を作るのもいいと思う。
(菊池委員) 「ホエホエ」の思い出話も聞きながらだと会話が弾むのでは。
(高橋委員) 内容と放送時期もちょうどいい。一般の人との掛け合いを入れてもいいのではないだろうか
(大津委員長) 番組の長さを20分と長くすることは可能なのか。
(後藤) 今は生放送番組内の1コーナーとして放送している。20分という長さになると独立した番組にする必要があると思う。谷川住職はきれいな標準語で話しているが、担当パーソナリティは時に訛ってしゃべる。その辺は聴いていてどう思うか。
(高橋委員) 2人の話し方のギャップがいいのではないか。
(大津委員長) 谷川住職は元国語教諭だから話し方はきれい。もっと訛りを引き出すとすれば地元の人をゲストに呼んでしゃべらせるといいだろう。
   
 
⑦ その他
審議機関の答申または意見の概要を公表した場所、その内容、放送年月日。

平成23年1月20日(木)ラジオ石巻「夕方チャンネル764」番組内で審議会開催の旨を放送。なお、2月上旬よりラジオ石巻ホームページにて公表する。