第66回 番組審議委員会報告書
① 開催年月日 平成23年6月20日(月)
② 開催場所 石巻コミュニティ放送株式会社 会議室
③ 委員の出席 委員総数8名のうち3名
  出席委員の氏名 久我恵美子 高橋武徳 阿部由貴子
  欠席委員の氏名 大津幸一 佐藤義則 高山孝志 相澤健一 菊池紀子
  放送事業者側出席者氏名 代表取締役社長     小笠原秀一
専務取締役放送局長 鈴木孝也
放送局長         沖津省己
企画制作部主任    後藤優子
④ 議題
  1. 災害放送について
  2. 7月からの番組改編について
  3. 番組の試聴と審議
  4. その他
⑤ 議事概要 3 . 11東日本大震災発生後の災害放送の体制、経過についての報告と7月からの番組改編について報告。さらに番組を試聴してもらい率直な意見を伺った。

⑥ 議事内容 議事@災害放送について
3月11日の東日本大震災発生後、災害エフエムとしての放送を実施していることを 報告。また、その経緯と大震災に関連した特別番組、全国からの支援などについて報 告した。

議事A7月からの番組改編について
午後に5時間のワイド番組「復興へ1・2・3!ハツラツ・ラジ石ワイド」を編成。「復興」をキーワードに、曜日ごとに選曲テーマを決めパーソナリティの個性を活かし、市民総参加型「市民とつなぐ情報番組」とすることを報告した。

議事B番組の試聴と審議について
東日本大震災特別番組「語りつごう3.11その時、私は」6月11日午前10時〜11時までの1時間放送。   大震災から3ヶ月。地震、津波に遭遇した方に当時を振り返り、その時の状況、自分の取った行動、3ヶ月経っての今の気持ちなどを語ってもらった。

これまでの議題について各委員より意見を聞いた。
議題①について
(久我委員) 震災後、ラジオ石巻を頼りに生活していた。ラジオ石巻の重要性を市民は皆気付いたはず。
(高橋委員) 災害放送はどれくらい続けるのか。
(小笠原社長) 最大被災地なので2年は続けたい。
(高橋委員) ラジオ石巻の存在自体を石巻市の防災計画の一部とする位置づけを訴えていけばいいのではないか。
   
議題②について
(久我委員) 各パーソナリティの特徴がでる看板番組の編成はこれまでにない形なので期待する。
(阿部委員) パーソナリティの年代はどうなっているのか。
(沖津放送局長) 30代〜60代。それぞれの特長を活かし、選曲にもこだわった番組を作りたい。
   
議題Bについて
(久我委員) 市民へのインタビューで当時の光景が浮かんできた。涙なくては聴いていられない。
(高橋委員) 来月も放送するのか。
(沖津放送局長) 節目、節目に制作していきたい。今回貴重な証言を得ることができた。今後、ラジオ石巻を運営していく上で大震災は切っても切れない存在となってくる。しっかり保存し、生の声として語り継いでいかなくてはならない。
(高橋委員) 体験談だけではなく、その時とった行動を振り返った反省点などもあると思う。あとで冷静に考えたら。ということも入れてほしい。今後に生きていくと思う。
(阿部委員) 他のコミュニティ放送局で放送することは可能か。
(鈴木専務) 可能だ。コミュニティ放送協議会を通じてお願いしてみる。
(阿部委員) 石巻の体験を他の県のみなさんにも知ってもらいたい。番組冒頭のアナウンスで改めてあの時のことを思い出し恐怖を感じた。そこからの教訓として今後の防災対策に役立ててほしい。
(高橋委員) 一晩工場の上で寒さに震えながら過ごした人もいる。津波がきたらどうしたらいいか、どこに逃げたらいいのか、これからもいろんな体験を放送してほしい。
(久我委員) 地震発生時のアナウンスも冷静に、的確に話していた。付け加えるとしたら、○○地区の人は○○に避難してください。と避難場所もアナウンスすればなお良いと思う。どこに避難したらいいのか分からない人もいた。そのような情報も事前に市役所からもらえばいいのではないか。人ぞれぞれ体験した内容は違う。もっと多くの人に体験談を伺い放送してほしい。
(阿部委員) 時間が経てば忘れてきてしまう。体験談は今のうちに多く録音しておいて毎年3月11日にはその体験談を放送してほしい。
   
 
⑦ その他
審議機関の答申または意見の概要を公表した場所、その内容、放送年月日

平成23年6月26日石巻災害エフエム放送生放送内で審議会開催の旨を放送。7月上旬よりラジオ石巻ホームページにて公表する予定。